2013/03/28

NB minimus MT10でハイキングしてみた。

天狗岩途中にて

はじめてのローカットシューズでのハイキングがNewbalance minimus MT10というのも
今から考えると無茶だったかと思ったけれど、履き心地は上々。
名郷…武川岳…二子山…芦ケ久保の山行で実際に使用して
感じたこと、気づいたことなどを徒然に書いてみようと思う。

なお、このシューズを購入するにあたって、こちらのブログのエントリーが非常に参考になった。
あわせてお読みいただくと、いろいろいいんじゃないかと思う。




以前のエントリーで「靴下無用」と書いてみたが、
ハイキング当日になって、ふとソックスをためしに履いてみたところ、
なんら違和感がない。そのまま駅まで歩いて列車に乗ってバスに揺られ、そして山に入ってみたが、
購入当初気にしていた、拇指つま先の違和感はほとんど無く歩ける。
購入したばかりで神経質になりすぎていたのだろうか。

素足履きにしてみる

とはいえ、山行の途中で、試しに素足で履いて歩いてみた。
「地面から足裏へ伝わる情報量」に違いはあったかもしれないが、
僕にはそれほど差がわからなかったというのが本音。
そもそもMT10自体のソールがほどよく薄く、また履いていたソックスもスマートウールのシリーズでは
最も薄いものだったからだろうか、地面の感触は充分に感じるとることができたように思う。
なにより、ソックスを履いていたほうが足がドライでいられたように感じたので、
昼休憩のときに靴を脱いで乾かし、出発のときにはもう一度ソックスを履きなおした。


足首の開放感が気持ちよい。軽い。自由。
それだけに、足下への責任みたいなものも強く感じた。
いままで一年中履いていたミドルカットのシューズ(モントレイル・サビノトレイルMID-GTX)のときよりも、
意識して歩いていたために、木の根や小岩などに足をひっかけることが少くなっていたかもしれない。
サビノトレイルMIDを履いていたときは、
正直いって、木の根や岩をけっとばすような歩きかたをしていた。
プロテクションが最小限のMT10ではそうはいかない。
自然とそろりそろりと歩いた。そのことで窮屈な山歩きになったかといわれれば
まったくそんなことはなかった。

モントレイル・サビノトレイルMID-GTX@鳴虫山

ソールが薄いことから、ともすれば足裏の情報が過激すぎて岩などからの突き上げで
足を痛めるかもと思ったが、そうでもない。
足の自由度が高まったことで、かえってそうした障害を避けやすくなったと思う。


また、山行の後半ともなると疲れから注意力が落ちることも経験していたので、
こまめに休憩をとったり、行動食を頻繁にとるなどして
気をしっかりと保つことに注意した。
山行の後半ともなるとシューズにも慣れ、
これが自分にはスタンダードなスタイルなんだと思いを強くした。

もし、担いでいるザック自体が1kgを超えるのフレーム搭載タイプで、
15Kg以上の荷物をつめこんでいるのであれば、
このようなローカットシューズではバランスが合わないと思う。
ただ今回担いだザックの中身は、ちょっと詰め込み過ぎなくらいの
5kgぐらいの荷物だったので(ザック自体は400g未満
荷物の重量とシューズのバランスはちょうど釣り合っていたと思う。



今シーズンの春・夏・秋はこのMT10で山歩きを勉強させてもらおうと思っている。

真冬の積雪については、アウトドライで加工されている
ローカットシューズやゲイターなどで工夫してみよう。